技術途絶えた尾崎焼の復元

13世紀の蒙古襲来「元寇」の捕虜が伝えたとされ、700年以上の歴史を持ちながら、昭和初期に途絶えた神埼町尾崎地区の「尾崎焼」の復元に取り組んでいます。

艶やかな「手焙り火鉢」

尾崎焼は、地元の水田にあるきめの細かい土を使い、釉薬を使わない。生地が半乾きのうちに磨き、表面が滑らかにするのが特徴。焼成温度は低く、焼いた後に窯の空気を追い出して焼き物を炭化させる「いぶし」の技術を用いて黒い艶やかな風合いを作り出します。